3110月
2013
0

たっち 平成25年 11月号

「あきらめない」「つづける」「がんばる」

10月16日(水)「みんなの集まり」のときに,たくさん縄跳びをして遊んでいる子どもたちの代表として,さくらんぼ組の4名の子どもに前に出てきてもらい,縄跳びをトントントントンと跳んでもらいました。とても上手なので「インタビュー」をしました。「どうして上手に跳べるようになったの?」すると「幼稚園だけでなく家でも練習しているの。」「いちご組さんの頃から練習していたの。」「初めは,一度も跳ぶことができなかったけれど,毎日練習していたら跳べるようになったの。」などと話をしてくれました。その後,「あきらめない」「つづける」「がんばる」三つの言葉の大切さを子どもたちに話して聞かせました。
私は,子どもたちがあきらめないで頑張って練習を続けることができたのは,本人の努力はもちろんですが,先生方やご家庭のお母さんやお父さんの温かい見守りや言葉かけなどの共感的支援があったのではないだろうかと思いました。
縄跳びをトントントントンと跳んでいる子を見て,「縄跳び上手だね。」とは,だれにでも投げかけることができる言葉ですが,「最初は,一回も跳べなかったのによくあきらめないでがんばったわね。」「昨日よりリズムが良くなったね。」などと,子どもに共感する言葉を伝えるのはなかなか難しい。上手に跳べるようになった過程を見取ったり,子どものしぐさや話から感じ取ったり理解するなど,子どもに寄り添う努力をしないと,心から共感する言葉は出てこないものです。
つい私たち大人は,「できた。できない。」「1番2番・・・。」など,結果や成果を重視したり,他の子と比べたりしますが,子どもは,今自分がしていることを見てほしいのです。わかってほしいのです。子どもの頑張りを見取って「できそうじゃないか。もうひと踏ん張りだね。」「1回跳べた。すごいじゃない。ヤッター!」などと,子どもに共感する言葉を伝えることが,やる気を持たせ豊かな心を育む教育につながるのだとつくづく感じる次第です。今後も本園では,このことを重視して取り組んでいきたいと思います。
今月末から第2回園外作品展を開催します。10月30日(水)~11月11日(月)まで,永山住民センターのホールに,全園児の絵画や工作のたくさんの力作が展示されます。すばらしいですよ!ぜひ,お父さんお母さんおじいちゃんおばあちゃんご家族みなさんでお出かけください。
作品の鑑賞の仕方は,下記の鑑賞ポイントを参考にしてください。
<鑑賞ポイント>
① 一本一本の線を描く姿,糊付けする姿等(制作風景)を思い浮かべてください。
② この積み木は,何を表しているのだろう?このどんぐりはどこで拾ってきたのだろうかろうかなど想像して見てください。そして,子どもに思いを聞いてみてください。
③ 「うわ!すごい!すてき!」など,共感してあげてください。
④ 決して,友達と比べて,「○○子ちゃんのように○○すればよかったのに」
などと言わないでください。

25-11

(↑画像をクリックすると拡大してご覧頂けます)