016月
2013
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たっち 平成25年 6月号

読書を楽しもう

世界一本をよく読む国は、学力が高いと言われているフィンランドだそうです。
図書館の利用率は、人口約520万人の国民一人あたり、年平均21冊の本を図書館から借りている計算になるそうです。
図書館の数も多く国全体で読書活動に取り組んでいるようです。
本園では、各学級で読み聞かせをしています。また、週に2度図書の貸し出しをしています。
私も時々子どもたちに読み聞かせをします。
コンピューターゲームやテレビの長時間視聴などは、子どもの創造的なイメージ力を自分のものにすることを難しくしてしまいます。
幼児期は、あっという間に過ぎてしまいますが、今でしか育てられないことがたくさんあるのです。
また、親がごく自然な声で静かにゆっくりと読んであげることで、子どもの情緒が安定します。
この情緒の安定は「思いやり」の心が育つ基盤となります。
情緒の安定により自発性が芽生え、周りの環境に積極的に関わっていこうとする「意欲」が出てきます。
それを土台にして社会性が育ち、知的能力も育まれます。
さらに、「親に読んでもらって楽しかった」という感動は、子どもの心に一生残り、本の内容だけでなく、親の心や愛情までも感じとるのです。
このように、絵本の読み聞かせは、親子にとって「ぬくもりを通して親の愛を伝え、親子の愛情を深めるほのぼのとした楽しいひとときである」といえます。
そして、子どもにとって幅広く多くの知識を身につける機会であるとともに、豊かな心を育む機会であるなど、生涯の宝物であること、親にとっては心の栄養となり、子育てにはなくてはならないものといえます。

25-6L
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