2911月
2013
0

たっち 平成25年 12月号

「元気が出る子育てについて」

10月30日(水)に父母の会主催の講演会が開催されました。深川市のアートホール東洲館の館長の渡辺貞之氏が「元気が出る子育てについて」という演題で,涙あり笑いありの心に響く素敵なお話をしてくださいました。都合で当日参加できなかった方もいらっしゃったと思いますので,私の感じたことも含めて講話の概要をお伝えしたいと思います。

○授乳で五感が育つ

赤ちゃんは,授乳時上目づかいでお母さんの目を見ていたり,母親の心地よいぬくもり,におい,声(言葉)等で母親の愛情を感じ取ったりしながら五感が育ちます。幼いころの感覚は大人になってもずっと忘れません。

○手をつなぐことの喜びを味わおう

子どもと手をつなげる時間は,子育てする期間の中でも,ほんのわずかな期間です。この貴重な幼児期の子育てを楽しむ心を持ちましょう。

○母親の直観を大切に

母親は子どもにとって特別な存在です。子どものしぐさや声の調子から,心の変化や悩みなどのアンテナを一番感じるのは母親です。

○感性は10歳までに育つ

幼児期の教育は感性を育てるために重要な時期です。身体で感じ心を揺さぶる体験活動が大切です。

○見えないものを信じれる部屋(心)を大切にしてあげる

子どもに夢を与えることの大切さを,サンタクロースを例に話されました。目

に見えることばかりにとらわれすぎているこの世の中,私たち大人も,目に見

えないものを感じる心を大切にしたいものです。

○子どもは状況を説明する絵を描く

子どもは、見たものを書くのは苦手ですが,子どもは,体験した思いや知ったことを描くのが好きです。子どもの絵は,話を聞いてあげることが大切です。

<お母さんにしてもらいたいこと三つ>

①子どもの話をよく話を聞いてください。

会話が大切にしてください。会話は聞くことから始まります。子どもの話を十分に聞いて子供の表情を見て受け答えをすることが大切です。子どもは話し上手ではないので,話の遅い子どもの話を待てるか,教えようとする意識が強くならないかがポイントです。

②子どもをよく見てください。

見ると見えているつもりとは違います。子どもの動きから,どんな気持ちでそうしたのか,どうしてそんなことを言ったのかなど,子どもの思いを想像しながら見ることが大切です。

③子どもにさわってください。

抱きしめたり手を握って話したり,肩に触れるなどのスキンシップは言葉以上に心が伝わるものです。そして,何よりもぬくもりを伝えることで安心感を与えます。

25-12po

(↑画像をクリックすると拡大してご覧頂けます)